石川県でおすすめの観光スポット!まち並みやグルメを楽しめる場所20選

石川県は海も山もあり、絶景スポットや温泉がたくさんあります。
そのため食材が豊富で食文化の質が高い県としても人気です。
自然や食だけでなく、美術館などの近代的建物や歴史的な建物が点在し、現代と歴史を組み合わせたレトロモダンなまちづくりをしているのも特徴。
石川県を満喫したいけれど、どこに行ったらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか?
石川県に住んでいたこともあり、何度も訪れたことがある私が、石川県のおすすめの観光スポットをご紹介します。
この記事で紹介する石川県の観光エリアはこちらです。
石川県でおすすめの観光エリア
- 金沢
- 山中温泉
- 鶴来
おすすめのスポットがたくさんあるエリア!
詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
石川県の観光の定番はここ!金箔体験やお茶体験や建築めぐりは金沢で

石川県の観光の定番といえば金沢でしょう。
金沢というと駅にある大きな鼓門の画像が思い浮かぶ人が多いかもしれません。
実際多くのメディアが鼓門の画像を取り上げています。
しかし、金沢の鼓門は一大観光地である金沢エリアの入り口にすぎません。
金沢には下記3点の魅力があります。
金沢の魅力
- 小京都のまち並み
- 美術館や文化遺産
- グルメスポット
それぞれ説明します。
金沢は小京都!ひがし茶屋街と主計町はセットで行きたいスポット
金沢では、小京都のまち並みが楽しめることで観光客から人気があります。
小京都のまち並みが楽しめるのは次の2つのスポットです。
小京都のまちなみが楽しめる場所
- ひがし茶屋街
- 主計町(かずえまち)
それぞれの魅力やアクセス情報についても詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。
金箔作り体験や金箔ソフトクリームも楽しめる華やかなひがし茶屋街
ひがし茶屋街は店の数が多く、賑やかです。
エンターテインメント性が高いお店も多く、華やかな印象があります。
金箔工芸館や老舗金箔店があり、見学や体験が可能です。
金沢は金がとれる沢という由来があります。
観光で行くなら金箔作りの見学や体験を楽しみ、金沢にしかない体験をしましょう。
川沿いにある落ち着きがある大人の茶屋、主計町茶屋街
主計町茶屋街は静かな趣のある空間で、金沢の小京都をゆっくり楽しむことができます。
冬頃に行くと、京都の町屋に雪国の雪吊りが加わる景色を見ることができます。
東茶屋街と主計町は道を挟んで斜め向かいにあり、道を1本挟むだけで雰囲気が全く違うのでどちらの魅力も味わいましょう。
石川県の王道観光スポット!金沢にある美術館や文化遺産
金沢といえば、王道の観光スポットが3つあります。
王道の金沢観光スポット
- 金沢城公園
- 兼六園
- 金沢21世紀美術館
3施設とも1本の道を挟んだ位置関係にありとても近い場所にあります。
全てを1日で回るなら、午前中に金沢城公園と兼六園、午後に21世紀美術館を回るのがいいでしょう。
石垣の博物館とも呼ばれる金沢城公園
金沢城は石垣の種類が多く、石垣の博物館という別名がある全国的にも珍しい城です。
場所によって異なる石垣をさまざま観ることができます。
パネルによるわかりやすい展示もあり、気軽に観光できておすすめです。
詳しく知りたい人は、常駐のボランティアガイドの人に聞いてみましょう。
左右で組み方が違う石川門や、モザイク模様の橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)。
防火の願いがこめられた六角形の亀甲石が組み込まれた土橋門石垣など、ユニークな石垣を見ることができます。
石垣を詳しく知ることができるスポットは珍しいのでぜひ足を運んでみませんか。
日本三名園のひとつである美しい庭園、兼六園
日本三名園のひとつである兼六園は、いつでも四季折々の景観を楽しむことができます。
兼六園は基本的に入園料が必要な施設ですが、早朝時間に無料開放しています。
通常営業時間の15分前まで無料開放していて、5時や6時から入ることが可能です。
(時期によって入園時間が異なるため事前に要確認)
早起きして、澄んだ空気の庭園の散策は特別な体験ができるでしょう。
公園のような美術館、金沢21世紀美術館
さまざまな場所に工夫や仕掛けがあり地元の人たちからも親しまれている施設です。
入場料はかからずにフリーで楽しめるゾーンが多く、何時間も過ごすことができます。
まちに開かれた公園のような美術館が建築のコンセプト。
空を測る男や芝生の上のアート、加賀藩ゆかりの茶室と茶庭など、フリーで楽しめる美術品がさまざまあります。
現代アートを扱うモダンな美術館と、歴史ある茶室など、金沢らしいレトロモダンの融合を楽しめます。
石川県の食が集まるスポットは近江市場と金沢駅
石川県の食が集まるスポットといえば、下記2点が挙げられます。
石川県の食が集まるスポット
- 近江町市場
- 金沢駅(金沢百番街)
金沢の食を楽しむのにどちらも外せないスポットです。
それぞれご説明します。
新鮮な魚介類や野菜が集まる近江町市場
近江町市場は石川県の新鮮な魚介類や加賀野菜などの野菜が多く揃います。
近江町市場では朝から営業している海鮮丼のお店が人気です。
朝夕食付のホテルに一泊して楽しむのもよいですが、素泊まりで行って金沢グルメを楽しむのもおすすめ。
石川銘菓や石川名物がずらりとそろう金沢駅
金沢駅(金沢百番街)は新鮮な食材というよりも、お菓子などの石川名物がずらりとそろいます。
金箔を使ったコスメや食用金箔など、金沢ならではの商品も多く売られていてお土産に迷うスポットです。
スケールが大きく、スーパー、ファッション、生活用品などさまざまな店が揃い、ご当地カフェもあります。
金沢駅(金沢百番街)も金沢を楽しむスポットとして注目されている1つです。
松尾芭蕉もつい長居した渓流沿いにある素敵な山中温泉

石川県には大きな温泉がいくつかありますが、山中温泉を紹介します。
最寄りは加賀温泉駅。
金沢駅から特急で30分ほど、加賀温泉駅からバスに乗り換えてさらに30分ほど進むとあります。
少し遠い気がしますが、時間をかけてでも行きたくなるとても魅力的な温泉街です。
山中温泉の魅力は以下の3点になります。
山中温泉の魅力
- 芭蕉が気に入った温泉
- 鶴仙渓
- 栢野大杉茶屋
松尾芭蕉と弟子の曽良が別れた歴史ある山中温泉
山中温泉街を歩くと芭蕉の名前をよく見かけます。
せっかく訪れたなら山中温泉街で行きたいのが下記2点です。
山中温泉で行きたいスポット
- 芭蕉の館
- 芭蕉珈琲
それぞれ説明します。
松尾芭蕉が実際に滞在していた芭蕉の館
奥の細道で訪れた松尾芭蕉は山中温泉をとても気に入り、当初の予定よりも長く滞在したといわれています。
また、弟子である曽良と芭蕉の別れの地でもありました。
芭蕉の館は芭蕉が実際に滞在していた場所で、現在資料館となっています。
焙煎の香りに包まれる純喫茶、芭蕉珈琲
コーヒー好きの人にぜひおすすめしたいマニアックな純喫茶、芭蕉珈琲。
珈琲焙煎の香りに包まれて焙煎中にお店に入るとジブリの世界のような気分になります。
国名と農園名で選ぶ珈琲。
毎月サービスコーヒーの種類が変わるのも毎回行く楽しさがあります。
山中温泉散策で休憩をしたくなったら寄りたいおすすめのお店です。
川床でお茶を楽しめる鶴仙渓でお散歩してリフレッシュしよう!
山中温泉での定番スポットといえば鶴仙渓(かくせんけい)です。
山中温泉で定番のスポット
- 川床
- 鶴仙渓
山中温泉に行くならば、川床と遊歩道めぐりはセットで楽しみたいスポットです。
川の音を聞きながらゆったりくつろぐ川床
山中温泉での定番スポットといえば鶴仙渓(かくせんけい)の川床。
鶴仙渓のあやとり橋を渡ってすぐにあります。
渓流沿いにつくられた川床では、加賀棒茶とお菓子をお供にゆったりした時間を過ごすことができます。
ただし、雨や雨の後は急な増水があり危険なため、天候不良の場合は営業が中止されることがあるので天候には注意しましょう。
歩くだけで癒されるマイナスイオンの遊歩道、鶴仙渓
山中温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、こおろぎ橋から黒谷橋までの約1.3kmの区間を鶴仙渓といいます。
遊歩道が整備された道で、歩くだけでも気持ちがいい場所。
マイナスイオンをたっぷり浴びることができ、リフレッシュできます。
歴史850年の栢野大杉茶屋の名物草団子
山中温泉行きバスの終点、栢野(かやの)という地域。
栢野のバス停前にある以下のスポットがおすすめです。
栢野でおすすめのスポット
- 栢野大杉茶屋
- 樹齢2300年の大杉
どちらも魅力があるスポットです。
それぞれ説明します。
手摘みのヨモギを使った絶品草団子、栢野大杉茶屋
バス停の道路を挟んで向かいにあるのが歴史が800年以上の栢野大杉茶屋。
草団子が絶品で山中温泉に行くならばぜひ味わいたい逸品です。
手摘みしたてのヨモギをふんだんに使い、保存料は一切使用せずに作っている草団子。
地元の人、県内外から多くの人が訪れる人気のお店です。
草団子は午後には売り切れる可能性が高いので、午前中に行くことをおすすめします。
よもぎが採れる時期の4月中旬から12月初旬までの期間限定の営業です。
※営業開始日と終了日は毎年変わるので、最新情報はX(ツイッター)でご確認ください。
神聖な雰囲気、樹齢2300年の大杉
バス停の前には菅原神社があります。
境内では樹齢2300年の大杉が有名でぜひ訪れたいスポットです。
北陸鉄道石川線の最終駅にある自然豊かなまち鶴来

石川県唯一の私鉄である北陸鉄道石川線。
終点駅は鶴来という駅です。
JR西金沢駅で乗り換えて35分ほどで到着します。
金沢の繁華街である片町から1km歩いた野町駅からも行くことも可能です。
鶴来は石川県のシンボルである白山の玄関口にあたる地域で自然豊かなまち。
鶴来を楽しむおすすめは下記の3点。
鶴来を楽しむおすすめスポット
- 2大パワースポット
- まち並み
- グルメ
それぞれご説明します。
石川県の超有名2大パワースポットにおまいりする
鶴来には2大パワースポットがあります。
鶴来にある有名2大パワースポット
- 白山比咩神社
- 金劔宮
それぞれご利益が違うので、2つとも巡ることでパワーをいただけます。
パワースポットとして有名な縁結びの白山比咩神社
石川県のシンボルである白山を御神体とする白山比咩(しらやまひめ)神社。
縁結びのご利益がある石川県屈指のパワースポットとして県内外から多くの人が集まる人気スポットです。
鶴来駅から白山比咩神社までは歩くと30分以上の距離があります。
鶴来のまち並みを散策しながら歩くのがおすすめ。
バスは本数が少ないので、急ぐ場合、タイミングが合わなければタクシーを使うとよいでしょう。
日本三大金運神社!金運上昇の金劔宮
金劔宮(きんけんぐう)は金運が上昇するといわれるパワースポットです。
金劔宮の本殿にたどり着く前に男坂と女坂があります。
男坂の方が急で、女坂の方が緩やか。
行き帰りでどちらも楽しむのもよいかもしれません。
白山比咩神社も金劔宮もどちらも地元の住民に大切にされている神社です。
先に金劔宮に参り、金運をいただいたあとに白山比咩神社に参り、ご縁をいただく。
とてもよい回り方だと伺いました。
鶴来を訪れた際、2つのパワースポット巡りをするのはいかがでしょうか。
石川県の観光で味が違う魅力を感じる「鶴来のまち歩き」
鶴来のまち歩きには次の魅力があります。
鶴来でのまち歩きの魅力
- 醸造のまち
- こびとづかんのまち
それぞれ説明します。
人気調味料も生まれた醸造のまち
鶴来は醸造のまちで、酒造会社の菊姫や萬歳楽が有名です。
人気調味料「プロだし」の生みの親である吉田屋も鶴来にあります。
お醤油屋さんが経営する醤油カフェなども並び、さまざまな醸造会社を楽しみながら醸造巡りができる楽しいスポットです。
こびとづかんが生まれたまち
また、2006年に生まれたこびとづかんの作者のなばたとしたかさんは鶴来が出身地です。
なばたさんは鶴来で見たこびとをキャラクターにしてこびとづかんを作ったそうです。
鶴来の老舗和菓子屋では、キャラクターのかくれももじりをイメージした練切が販売されています。
確かに鶴来を歩いていると、こびとに似ているキャラクターを見かけることがあります。
こびとになったキャラクターがいるので、モデルを考えながら散策するのも楽しいかも。
白山の恵みと海の恵みの両方が手に入る鶴来!
鶴来は白山麓の玄関口。
白山から流れるきれいな水で育った野菜はとてもおいしくできあがります。
それだけでなく、鶴来の隣は金沢市です。
金沢の港までは車で30分あれば着くので新鮮な日本海の魚介も簡単に手に入ります。
新鮮な山の恵みと海の恵みが両方手に入るメリットを活かして絶品グルメがたくさん揃う地域。
鶴来でおすすめしたいご当地グルメは下記3点です。
鶴来でおすすめしたいご当地グルメ
- 焼きまんじゅう
- おはぎソフトクリーム
- ほうらい寿司
ごはん系も絶品ですが、鶴来はスイーツ系グルメの注目を集めるスポットでもあります。
それぞれご説明します。
ケンミンショーにも取り上げられた焼きまんじゅう
テレビ番組、秘密のケンミンショーにも出たことがある山法師の焼きまんじゅう。
石川県では焼きまんじゅうは回転焼きのこと。
本店は鶴来よりもっと山深い場所にあるのですが、姉妹店として白山比咩神社の参道にお店があります。
店内ではイートインが可能。
ランチメニューもやっています。
大きなやきまんじゅうは焼き立てをほおばるのがおすすめです。
おはぎソフトクリーム
隣に「おはぎソフト」というソフトクリームが売っているお店があります。
小さなソフトクリームなのですが食べるとおはぎの味。
つぶあんおはぎと黒ごまおはぎ、きなこおはぎの種類があります。
やきまんじゅうと一緒に楽しみたい一品です。
ほうらい寿司
スイーツではないですがご当地グルメとしておすすめしたいのがほうらい寿司。
熊笹で包んだ四角のカタチのお寿司です。
時期になるとスーパーなどで、ほうらい寿司用に熊笹が大量に販売されています。
ほうらい寿司をもし見かけたら1つ食べてみてくださいね。
石川県は何度も行きたくなる観光スポットがたくさん

石川県には何度も行きたくなるスポットがたくさんあります。
地域の自然や建築物を楽しみながら、どの地域でも絶品地元グルメを味わうことができるのも特徴ではないでしょうか。
石川県に観光へ行く際、絶品グルメはどこでも楽しめると考えて、楽しみたいまちや体験から決めるとよさそうです。
観光のプランを立てるなら、ぜひ石川県を巡ってみませんか